
四方を海で囲まれ、世界有数の海運国として知られる日本。輸出入量の99%以上は海運によるものであり、私たちの生活は海運によって成り立っているといっても過言ではありません。そのため、全国の港には昼夜を問わず多くの船が出入りしています。当社の仕事は、日本の港を出入りする船に関するあらゆる情報を収集、分析、発信すること。具体的には、船舶の動静情報の提供と運航支援サービスがその主たるものとなります。
まず、船舶の動静情報の提供。これは、石油タンカーやコンテナ貨物船といった商船について、船の名前、行き先などの基本情報はもちろん、船の現在位置、スケジュール、港への到着予定時間といった情報をリアルタイムに把握し、お客さまのニーズに対して、様々な方法を使ってお応えしています。
船が港を目指して航行し、実際に貨物を下すまでの間には、水先案内をはじめ、船の着岸作業、荷物の積み下ろし、運搬など、沢山の専門的な過程があります。これらの仕事をスムーズに効率的に行うためには、船の位置や航行に関する情報、スケジュール等を正確に把握することが非常に重要です。
もう一方の船舶の運航支援サービスは、「ポートラジオ」と呼ばれる海岸局の運営のことです。港へ入出港する船舶に対して、国際VHF無線電話というツールを用いて港内の混雑状況や陸側の受け入れ態勢の状況などを伝え、安全に入出港ができるようサポートします。また、当該の港に不慣れな船に対しては、ルートや接岸場所などを伝えて誘導し、安全な着岸をサポートする場合もあります。
当社は、これらの業務を多数の港湾管理者から委託を受けている、国内唯一と言って良い会社です。全国に23の事業所があり、日々集まってくる膨大なデータは他のどこにもない希少な情報です。それらを目的別に紐づけ、分析することで付加価値を高め、クライアントが求める形で情報を提供することができるのも、当社独自のサービスといえます。
現在、国内の主要港については、必要な情報をほぼ網羅できる仕組みが出来上がっていますので、今後は他の港についても同様の仕組みを作り、全国で質の高い情報収集ができるようにしていきたいと考えています。そのうえで、こうした有益性の高い情報があるということを積極的に広めることで、当社のビジネスを拡大していきたいと考えています。
代表取締役 小島 信吾
会社概要
設立 | 1932年7月1日 |
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本社所在地 | 神奈川県横浜市鶴見区大黒ふ頭22番横浜港流通センター8F 1812室 アクセス |
代表取締役 | 会長 小島悦子 / 社長 小島信吾 |
資本金 | 5000万円 |
営業種目 |
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従業員数 | 300名 |